JSTQB-FL 第1章の復習をしてみた

バグのアイコンと品質チェックマークが浮かぶサイバー風背景のイメージ Software Test Learning Log
JSTQB-FL 第1章の復習をしてみた

はじめに

今年に入ってからデザインの学習等、ソフトウェアテストから一歩だけずれた学習をしていたので、久々にJSTQB-FLの学習をしました。

まずは1章の復習をしつつ、記憶と理解があやしい部分を自分の中に落とし込むような形で学習を進めていきます。

アーティファクトが正しく動作しないと

期待通りに動作しないと、以下の問題が発生します。

  • 経済的な損失
  • 時間の浪費
  • 信用の失墜

時には傷害、死亡事故につながる。

テストの目的(一部のみ)

  • 検証と妥当性確認
  • ステークホルダーへの情報提供
  • 契約、法律、規制などの遵守

ちなみに遵守とは、厳格に守るという意味です。

テストプロセス(一部のみ)

テスト計画

テストの目的を達成するための戦略をまとめる。テスト戦略、テストアプローチ、開始基準や終了基準などを決める。

テスト分析

何をテストするのかを決める。優先度を割り当て、リスクレベルの考慮など。

テスト設計

どうテストするのかを決める。優先度の割り当て、テストデータの識別、ツールの識別など。

テスト実装

テスト実行に必要なものを準備する。

ビジネスコンテキストとは?

ビジネスの中でどんな役割を果たすのかという全体的な視点のこと。

分解すると

  • 背景(なぜ作るのか?)
    • ソフトウェアが開発される背景
  • 目的(何を守り、何を証明するのか?)
    • テストが果たす目的
  • 期待(誰が何を求めているのか?)
    • 利害関係者の期待
  • リスク管理
    • テストによってビジネスリスクをどう減らすか

こんな感じ。

テストは動くかどうかだけではなく、ビジネスの成功にどう役に立つのかが重要になります。

「テスト = 技術」ではなく、「品質 = 価値」という視点が大事。

ITガバナンス基準とは?

組織がIT(情報システム)を使って、価値を出すために整えておくべきルール・枠組みのこと。

「ITを使うときは、ちゃんと管理しようね!」というお約束集。

ガバナンスは、統治、支配、管理という意味の言葉です。

COBIT、ISO/IEC 38500など。

認知バイアスと確証バイアスの違い

認知バイアスとは、思い込みのクセのこと。確証バイアスは認知バイアスのひとつ。自分の信じている情報だけを集めるクセのこと。

アンカリングやハロー効果は認知バイアス。「これのバグは⚪︎⚪︎が原因だ!」と思い込んで、他の原因を無視するのが確証バイアス。

つまり、認知バイアスは脳のクセ全般的なことであり、確証バイアスは「オレが正しい」と思い込むバグのこと。

問題

ここで問題です。

睡眠不足の太郎くんが、近所のスーパーで会計をする際に決済アプリではなく体重計測アプリを提示してしまいました。エラーの理由を選択してください。

a) 納期のプレッシャー
b) 人間の誤りを犯しやすい性質
c) 新しく不慣れな技術
d) ただ疲れていた

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