はじめに
ここ数日、今後のキャリアの方向性について紙のノートに書き出して整理をしていました。(今週の紙の消費量がなかなかエコじゃない)
自分のこれまでの経験以外に、子供の頃にしていたこと、ふとした時に興味を示す分野、再現性のあること、現実的で実用性のあるもの、理想的ではあるが挑戦したいこと、自分の特性上できそうなこと・できなさそうなこと等書き出していました。
そんな中、JSTQB ALTAを受験するためにISTQBの模擬試験を受けてみましたが、予想以上に解けなかったため、受験日を延期しました(でも年内には受験します。これはmust)。
今日はリフレッシュを兼ねて、UXデザインの学習をしてみました。
UXデザイン入門
Udemyでブラックフライデーセールが開催されていたので、迷わずポチった講座がこちら。
講座の時間は3.5時間とコンパクトではありますが、内容が濃厚で入門にはうってつけの講座でした。受講してみて、大変満足しています。講座の内容ですが、ユーザービリティとUXの違いをわかりやすく解説しつつ、最後は演習問題もついている素敵な講座となっています。
Udemyの講座は、受講する内容によって受講時間が大幅に変わってきますが、こちらの講座は短いながらにも説明がわかりやすく、最後は演習問題もついているので入門には最適の講座です。
以下は、受講後に改めて学習した内容となります。
人間的負担と身体的負担の違い
「人間的負担」と「身体的負担」について、それぞれ説明ができますか?
どちらも似たような言葉ですが、明確な違いがあります。
人間的負担 => 頭と心が疲れること
身体的負担 => 体が疲れること
人間的負担
考えたり、感じたりすることにかかる負担です。
たとえば
- 難しい説明を読むとき => 頭を使って理解するのが大変で疲れる
- 使い方が分からない道具を触るとき => 迷ってイライラしたり、どうするか考えるのが負担
身体的負担
体を使うことによる負担です。
たとえば
- 重い荷物を持つ => 腕や背中が疲れる
- 長い時間、同じ姿勢で座る => 腰や首が痛くなる
ヒューリスティック評価
ヒューリスティックという言葉は、「経験則の」という意味です。
つまり、それに詳しい専門家が経験則を用いてUI等を評価します。
ヒューリスティック評価では、実際にアプリを触らなくても、仕様書に書いてある情報だけで判断できる部分があります。
なぜ仕様書だけで評価できるのか?
- 仕様書には「システムやアプリがどのように動くか」が書かれています。
- 例:「エラーメッセージは画面上部に表示される」と書かれていたら、それが使いやすい場所かどうかを評価できる。
- UIやUXの専門家なら、仕様書に記載された動作や設計方針が「良い設計かどうか」を想像して判断できます。
たとえば
- 仕様書にこう書かれているとします
- 「エラーが発生した場合、ポップアップメッセージを表示する。」
- 専門家がこれを読むと
- 評価基準に照らして考える
- ユーザーはエラー内容を分かりやすく理解できるか?
- メッセージが邪魔にならないか?
- 評価基準に照らして考える
このように、システムを動かさなくても評価できる点が多いです。
行動観察 = エスノグラフィー
エスノグラフィーとは、人々の行動や文化を観察して理解するための方法です。
実際の環境で、人々がどんな行動をしているのかを観察し、その隠れたニーズや課題を見つけるために使われます。
観察する場所
- 対象者の実際の環境(家、職場、公共の場など)で行う
- 例:スーパーで買い物している人の行動を観察して、どの棚で立ち止まり、どんな商品を手に取るかを記録
自然な行動を見る
- 実験室やアンケートと違い、リアルな状況を観察することで、本当の行動や考え方を知ることができる
- 例:デスクワーク中の姿勢や、スマホ操作の仕方
人々の背景を理解
- 単に「何をしているか」だけでなく、その行動の背景や理由も深掘りする
- 例:「なぜこの商品を選んだのか?」「なぜこの道具を使うのか?」という視点で分析する
さいごに
UXデザインの学習が面白いので少し寄り道をしたあと、再びALTAの学習に挑みたいと思います。
(使用性テストに通じるものがあるので、地味にALTAの範囲の学習だったりします)
急がば回れ