ラウンドトリップカバレッジ

サムネイル | 肉球レッド 学習履歴 - JSTQB

学習進捗

今日は久々にJSTQB FLの復習をしていました。

JSTQB FL(ver.4) バルカレの1章から6章を2倍速で聴いて復習からスタートしました。

先月末にJSTQB FLを合格しましたが、やはり定期的な復習は大切だと感じました。特に、FLの新しいバージョンでは、DevOpsへの言及やフォールト攻撃への言及、コラボレーションベースのテストの他、ISTQB ALの範囲であるINVEST基準も範囲に含まれているため、かなり良い復習になりました。面白かったです。

テスト四象限についての解説もかなり刺さりました。1領域の自動化は実績があるものの、3領域の探索的テストや使用性テストは「好き&興味」のゾーンなので、ここに尖りたいところです。

JSTQB FLの復習後、ISTQB ALTAの演習問題に取り掛かりました。

ラウンドトリップカバレッジ

「ラウンドトリップ」とは「出発地に戻ること」です。システムのテストにおいては、「何かの操作を始めて、その操作がうまく終わったときに、元の状態に戻るかどうか」をチェックするものです。

例えば

  1. 出発:ウェブサイトで商品をカートに入れる
  2. 途中の操作:商品をカートに入れた後、購入手続き画面に進み、支払い方法を選ぶ
  3. ゴール:支払いが終わったら、「購入完了」というページが表示され、注文内容を確認できる

これが「ラウンドトリップ」になっています。最初に「商品をカートに入れる」といった操作を始めて、最終的に「購入完了のページが表示される」という一連の流れをテストします。そして、この流れが途中で問題なく進んだ場合に、テストが成功したと言えます。

どうしてラウンドトリップカバレッジが大事なのか?

ラウンドトリップカバレッジは、システムが途中でエラーを起こさずに最後までスムーズに動くかを確認するために使います。たとえば、支払い情報を入力した後に「エラーが発生しました」なんてことにならないかどうかをチェックするわけです。

例えば2

  1. 商品をカートに入れる支払い画面へ進む決済成功購入完了
  2. 商品をカートに入れる支払い画面へ進む決済失敗エラーメッセージ表示支払い方法を再入力決済成功購入完了
  3. 商品をカートに入れる戻る操作カート画面に戻る

このように、メインフローだけでなく、エラーや戻る操作を含むフローも、それぞれテストケースとしてカウントします。

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